測量
なぜ測量が必要なのでしょうか。それは、土地の面積や状況、形状、位置などを正確に知るためです。道路、河川、宅地造成などの計画が開始されると、まず初めに測量が行われます。設計するための基本となる重要な作業が測量です。
GNSS測量
GNSSとは衛星測位システム(Global N avigation S atellite Systems)の略称で、カーナビや携帯電話の位置情報にも利用されています。GNSS測量は、複数の衛星から送信された電波を利用して高速かつ高精度に緯度経度や座標を求めることが出来る測量です。
3D測量
3D測量は従来の離散的な「地点」を1箇所ずつ計測してつなぎ合わせる測量とは違い、ドローンによる航空画像や設置型あるいは車載型のレーザースキャナー等を利用して対象エリア全体を「面的」かつ「立体的」に計測します。3D測量技術の発達・導入により、精度良く効率的な測量が可能となりました。
測量【履行実績】
業務名 | 履行場所 | 概要 |
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河川改修工事 流量観測業務 | 藤沢市 | 流量観測調査業務 N=2箇所(境川・引地川) |
虫沢林道測量調査 | 足柄上郡松田町 | 林道測量 2.42km |
旧採石場跡地測量及び利用計画策定業務 | 真鶴町 | 三次元点群測量(UAV写真測量) 9.3ha |
3Dモデリング
2Dの設計図面を元に精確な3Dモデルを作成します。
3Dになると一目で形が理解できるため、設計・コンセプト段階からリアリティのある完成イメージを共有することができます。
また、3Dで完成形を再現することにより、2Dだけでは見えてこなかった設計上の課題を的確に把握できるためフロントローディングな対応が可能となります。
コンサルティング
近年の建設業界では国土交通省が推進するi-construction、BIM/CIM活用を促進する流れの中でICTの活用が強く求められています。当社では幅広い事業範囲から得られた知見により、設計段階から現場施工段階までの利用場面に応じたICT活用に向けた技術的コンサルティングを行います。
MC・MGデータ作成
土木施工の現場における代表的なICT活用方法として、建機の準自動運転を可能とするMC (Machine Control)および、建機のナビゲーションガイドによる運転操作を可能とするMG (Machine Guidance)技術があります。
不慣れなオペレーターでも熟練者レベルの施工が可能となる等、高い効果が見込める一方で、 MC/MGを施工に利用するためには地形や設計情報の正確な3Dデータが必要であり、導入へのハードルとなっています。
当社では、3D測量から設計の3Dモデル化まで一貫対応でMC/MGデータを作成し、ICT施工をサポートします。
MC(Machine Control) ・・・建機の準自動運転
MG(Machine Guidance)・・・建機のナビゲーション運転
3D-CAD・ドローン講習等
土木設計向けの3D-CADツールを用いた3Dモデリング手法やドローンの安全な運用を目的とした操縦技術、飛行申請に伴う法規制の解説など、実務に即した内容の講習を行っています。